岡本天明の『日月神示』は、古神道やスピリチュアルなものを好む方には広く知られた書である。実は、その『日月神示』を読み解くうえに欠かせないのが、本書『水穂伝』であることはあまり知られていない。
『水穂伝』は、秘教的言霊学の源流として中村孝道と双璧をなす山口志道の代表的霊著であり、宇宙の森羅万象を火と水との組み合わせにより言霊的に解釈せんとしたものであるが、岡本天明は『日月神示』が自らに降りてくる前に、長く本書を熟読・研究し、口語訳までこなしていたのである。
『水穂伝』をはじめとする山口志道の霊著は、すべて弊社刊『言霊秘書』に収録されているが、文体的には古文に属するため、初心者にとってその繙読は、いささか道骨が必要とされることは否めなかった。そこで弊社では、今般あらたに、岡本天明が昭和29年に刊行した口語訳『水穂伝』を翻刻し発行することとした。すべて新たに活字で組み直し、まったくの初心者の方でも平易に読めるよう配慮した。
近年、言霊学に関心のある読者が増えており、また、岡本天明の『日月神示』をさらに深く読み込んでいこうという読者も含めて、本書は絶対にお薦めの一冊である。
カタカムナ80首を読み解くblog
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